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新車試乗レポートNo.36  トヨタ クラウン2004/01/31 
 ◇◆◇
ゆったりとした時間を過ごすのにはどうすれば良いのか?
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ShowRoom
2003/09/28
フロント
クラウンという物

クラウンを見れば明日のトヨタが分かる。いつの新型でもそう言われるほどクラウンのという車はトヨタ車をよく表していると思う。今回一番の特徴は直列エンジンを辞めて V 型エンジンにした事だと思われているが、私はゆとりの時間を過ごすのにはどうしたら良いのか?という観点でクラウンを見ていました。

クラウンと言う車は、パーソナルカーと運転する車と、運転してもらい、オーナーは後部座席にいる車(つまり運転手の必要な車)の境目にある車だと私は思っています。というのも、ものすごく静かで乗り心地が良く、どちらかと言うと後部座席で読書や、転寝をしながら乗る車の部類に入りかけているからです。(オーナーズカー(運転する車)としては、やはりどこか運転する事の喜びのような部分が無いと駄目だと思っています。)またいつかはクラウンと言う言葉に象徴されるように、社長車、定年間近もしくは定年後に買う車としてイメージが固定されています。今回クラウンは、一からコンセプトを作りなおしたとも言える大チェンジをしました。というのも“走りの喜び”を追求する車へ転身をしています。(カタログに1ページ目にも書いてます。)またアスリートでは18インチホイールを履いたり、2 本出しマフラーを採用するなどやる気を見てています。
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 外装
リア
外観

前モデルと比べてすぐに分かるのが、キャビンスペースの拡大です。ゆったり乗るには、やはりキャビンの大きさは必要ですね。キャビンを大きくするとデザインバランスが崩れる車を良く見るのですが、クラウンは上手く成立させています。フロントはそんなに変わったように見えませんが、その辺りが上手い演出だと思います。
クラウンはクラウンですから、やはり前モデルのイメージを受け継ぐのが良いですね。リアは今風の感じですが、二本出しのマフラーがかなりインパクトを与えてくれます。今までのモデルは上手く隠していたのですが、やはり走りのイメージを出すにはマフラーは出ていた方が良いですし、2 本出しはやはりやる気を見せてくれます。個人的には 18 インチホイールはカッコイイと思いますが、現状 18 インチのホイール&タイヤを組むと 30 万円ぐらいになりますので、ロイヤルを選ばれる方は 16 インチのままにしておいた方が言いと思います。

今までフロント部分( A ピラーまで)は、少し間延びした感じがありましたが、今回直列からV型にエンジンを変更した事によって、エンジンの長さを抑える事に成功しました。さらにエンジンをキャビン側にめいいっぱい寄せる事によって運動性能も向上しています。ボディ中段には、(ドアのガラスの下辺りの高さ)膨らみをもたせ重厚感と高級感を演出しています。
またテールまでラインを引っ張る事によって躍動感を持たせています。トヨタは、デザインがいまいちの場合があるのですがこれは良いですね。 トランクもかなり広広していまして、Mクラスワゴンより物は入る気がします。
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 内装
内部
内装

今回クラウンにイロイロな新しい仕掛けがあって面白いと思います。
まずエアコンですが、噴出し口にある方向版を左右に動かして空調効率を上げています。これは、試乗しないと分からないのですが動いていて面白いです。シートポジション設定ボタン これはロイヤルにしかないのですが、3 つまでシートポジションを設定して、その人の好みのシート位置に設定する事が出来ます。エンジンスターターボタン、もうクラウンではキーを回してエンジンをかけるなんて言う事はしません。リモコンを所定位置にさして、ボタンを押すとエンジンがかかります。
リアには、前席の後ろに、アームがありまして、乗り降りや、中央席に移動する時に楽なようになっています。アスリートの方には、サスペンションの硬さを変えるボタンがあります。肘かけ下の収納箱は面白い開き方をしますので一度触ってみてください。

クラウンともなりますとやはり内装がかなりきっちり作ってあります。内装飾の色分けのやり方は、クラウンの名前に恥じない良い作りをしていまして、木目調パネルも本当の木に感じのものになっています。私はあまり木目調はあまり好きではないのですがこれは良いです。ドア側の肘掛などなんとも言えない絶妙な位置にありまして、しかもよりかかった時の安心感など良いですね。近いシートの硬さ、素材感も良いです。あんまり文句のある場所はないのですが出来ればセンターパネルのあのごちゃごちゃした感じはもう少しさっぱりすっきり出来ないものかな〜と思います。
ナビの画面でオーディオ、空調コントロールさせるならもうそれを標準化させて、無駄なボタンは取っ払った方が良いような気がします。
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 乗り心地
乗り心地

今回はロイヤルの 3 リッター 4WD 仕様に試乗をしました。まずエンジンをかけてびっくりするぐらい静かです。加速もかなりエンジン回転数を上げてあげないとほとんどエンジン音がしません。加速はかなり良い方でして踏めば踏むほど加速はしてくれます。
乗り心地はサスペンションが程良い感じで効いてくれまして、私は先々代ロイヤルに乗った事があるのですがあの時は後席に乗ると少し酔うようなフワフワサスペンションでしたが、今回のモデルはかなりしっかりとした足回りになっていましてフワフワ感はほとんどありません。これなら長距離ドライブも良いでしょう。ステアリングもかなりゆったり効いているようですが、かなり曲がりやすいです。最小回転半径も先代より小さくなりまして小回りも良いです。 ただ左側の見きりが分からないのが難点で、コーナーポールを立てないと分かりません。クランクコーナーを曲がったのですが、ステアリング操作に車は追いつくのですが、いかんせん左側が感覚でしか分からないのが怖い感じがします。せっかくライトの部分を盛り上げているのですから、もう 20 mm 〜 30 mm 盛り上げてあげて見きりの感覚が分かる様にして欲しいです。 コーナーでのふらつきも無いのでかなり良いですね。高速スピードでもびくともしませんし車としてかなり性能は高いと思います。
etc.
総評として

いろいろな新装備や仕掛けなどがありましてかなりクラウンとしては思い切った事をしたと思います。アスリートなどは結構 30 代後半辺りから乗っていてもおかしくはない若若しさもあるクラウンにしあがっています。しかしクラウンを乗る方はご年配の方が多いので、車の幅をもう少し小さくして欲しいのと、左側の見きりは何とかして欲しいと思います。それを除けは凄く良い車です。ライバル車はこれに対抗する車を作るのは至難の技の様な気がします。クラウンはやはり良いですね。

ゆったりとした時間を過ごすには、運転するにはエンジン音が内部に入らないと言う事も必要ですし、後部座席との会話を妨げるような雑音の入りはいただけません。
しかしもう少しエンジン回転数を上げると( 3,000 回転以上)音が入る仕掛けになっているといいな〜と思います。ポルシェのカイエンはエンジンの高回転では音がわざと入るようにになっています。その辺がマイチェンで変更になるといいな〜と思います。しかし運転は凄くしやすいですし、ハンドリング特性も良いですから、”スポーツカーまで行かなくても”と思っている方にはぴったりだと思います。また後部座席には、読書灯がついているなどかなり憎い演出をしています。やはり日本を代表する車だな〜としみじみ思いました。
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